思生活

平成元年誕生。狩猟、ソロキャンプ、音楽、ガジェット、ゲーム、雑学、疑問、ネタ、酒、くだらないことを全力で感じるままに記事にしていきたい。

「ノーバン始球式」という天才的語感について

そう、俺はいつまでも釣られ続ける。釣り堀の魚のように餌らしきものを見た瞬間飛びつき釣り針が刺さった瞬間気づきもがき苦しむ。

そういう生き物なのだ。

さてノーバン始球式、調べたところ、2000年代に入ってからよく使われるようになったらしい。

「橋本環奈、ノーバン 天使すぎるセーラー服始球式」(日刊スポーツ)

おおおおおおおおおおおおおおいオイオイ、俺がどれだけ期待してその記事クリックしたかお前にはわかるのかよ!!!

・ボタンを押す数秒前の俺
「え?橋本環奈がノーパン?いやいやw まさかな~。いや?天使すぎるセーラー服?ということはセーラー服でノーパン?ありえるのか?いや、もしかしてパンツ見えたのか?開かざるを得ないな・・・う~んこれはクリックしないと気が済まないねェ。ちょっとだけ開いてみよっ!」(顔は懲役レベルのドエロ顔)
しかもこの時の頭の中は都合のいい情報だけを脳内に取り入れているのでセーラー服までしか読めてない。この間タイトルを見た瞬間から0.1秒。

・ほんとにただのノーバン始球式の記事だった時の俺
「まあ~そうだよな。千年に一度の国民的アイドルがノーパンでセーラー服着るわけないだろ。何期待してんだよ俺は。何千年釣られてんだよ。いい加減にしろよ。いまいくつだよ?もうすぐ30歳だぞ?生きてる価値あんの?酒ばっか飲んで太り続けてるし、冬場になると足が臭くてしょうがなくて足を切り落としてマグマの海に沈めるとか、スカイツリーから飛び降りて頭から砂場に刺さりにいってスケキヨみたいに足だけだしてクサイツリーやなとか謎の妄想してるゲロゴミだよ俺はほんとに。はあ~橋本環奈かわいい。飛び降りよ」ってなるんだよ!バカ!


という感じで釣られているそこのアナタ、なにも悩むことはないのよ。もう男という生き物はシミュラクラ現象で3つの点が顔に見えてしまうのと同じように、会社で「大人のいちごみるく」飲んでる事務のギャルが俺に向かって「おちんぽみるくおいひいです」って言ってるように聞こえてしまうのと同じように、FF14でソフィアが繰り出す技がチンターマニなのにチンタマって読めちゃったりしてしまうのと同じように、もう中田さんに氏つけるのやめろかわいそうだぞって思っちゃうのと同じように、タバコに太さは乳幼児時期に感じている安心感と多幸感を想起させるために女性の乳首と同じ直径に設定してあったりするらしいのと同じように、この世の中から戦争が無くならないのと同じように、僕らは愛し愛され生きるのさ。

そう、俺はいつまでも釣られ続ける。釣り堀の魚のように餌らしきものを見た瞬間飛びつき釣り針が刺さった瞬間気づきもがき苦しむ。だが俺は辞めることが出来ない。これからも俺はノーバン始球式のニュースを見る度に、その芸能人がノーパンで野球場で始球式をしている姿を思い描きながら生きていくのであろう。いつの日か年老いていってもこの視力が衰えいっても地球が止まっても人類が絶望に向かっても、そうこの想いは続く。